20170208通常会議

こんにちは!今週のブログは宮城学院女子大学1年の淺沼千裕が担当させていただきます。

ついにSDLまで1ヶ月を切りました!!もっと先のことだと思っていましたが、色々なシミュレーションやリハーサルが増えてきて、遂に始まるのだなと改めて実感しております。楽しみと緊張が入り混じってどうも落ち着かないです…。

さて、今回の通常会議の内容は以下の通りです。

 

1.審査員勉強会part3

2.SDLの基本的な規約と流れの説明

3.各局ミーティング

4.諸連絡

 

まず審査員勉強会。3週に続く勉強会も今回が最後です。

今回はSDLアドバイザーと、その中でも特に小杉栄次郎さん、齋藤和哉さん、中田千彦さんについて詳しく勉強しました。発表してくださったのはましゅーさんです!

 

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この場では小杉さん、齋藤さん、中田さんについて書かせていただきます。

 

小杉さんは東北大学工学部建築学科を卒業されて、2002年には内海彩さんと共に株式会社KUS一級建築士事務所を設立。建築設計・監修を中心に活動していらっしゃいます。

また、木を新しい材料として捉え、木材の新しい可能性を探る、NPO法人TeamTimberizeでも精力的に活動していらっしゃいます。

”timberize”とは“timber”という単語から考え出された造語ですが、そもそも”timber”とは人の手によって加工された材木や製材のことを意味するそうです。恥ずかしながら初耳でした!!会議での活動は建築はもちろんのこと、英語の勉強にもなります!

 

齋藤さんは東北工業大学大学院工学研究科建築学を修了後、阿部仁史アトリエ、次にティーハウス建築設計事務所に勤務し、2010年には齋藤和哉建築設計事務所を設立なさいました。現在は宮城学院女子大学と東北工業大学の非常勤講師もなさっていて個人的にも関わりのある方です!

建築作品としては平成27年度日事連建築賞 奨励賞を受賞した「八木山のハウス」が知られています。これは母屋の隣に建つ、第二の人生を迎えるご夫婦のために設計された平屋住宅です。独自のリズムを刻む個々の空間を組み合わせ、空間の「ゆらぎ」をつくり出すことを目指して計画されました。このような建築では空間の用途が限定されないため、住まい手が心地よさを感じる居場所を日々発見し、想像力の溢れる魅力的な生活が実現できるのではないかと考えているそうです。

居心地のいい場所は人それぞれ違うものですが、各々が日々家の中をうろうろして自分の居心地のいい場所探すのも楽しそうだななんて思いました!

 

中田さんは東京藝術大学美術部建築科を卒業した後、コロンビア大学建築・都市・歴史保存大学院建築修士課程を修了。さらにその後は京都造形芸術大学で准教授を務めたり、建築学生なら誰もが知るあの新建築社に勤務するなどの経歴を経て、現在は宮城大学で教授をなさっています。

2009年には、今回のSDLアドバイザーをしてくださっている小野田泰明さんや本江正成さん堀口徹さんたちと共に日本建築学会賞教育賞を共同受賞していらっしゃいます。

中田さんは、造形的に優れているものではなくそれからどのぐらいのダイアログが生まれるかということを重視しているそうです。自分の作品を見てくれた人たちの間での会話なんて考えてもみませんでした…。今後、ぜひ参考にさせていただきたい考えですね!

 

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審査員勉強会の後は事務局局長の一条さんからSDLの基本的な規約と流れの説明がありました。この説明がSDL本格始動を改めて実感した要因のひとつでもあります!

 

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まずは基本的な規約ですが、登録情報の取り扱いについてや免責事項など様々なルールがあることを初めて知りました!ですが、とても大切なことなので出展する方はきっと暗記するくらい繰り返し読んでいるのだと思います!

 

次に基本の流れの説明です。運営に関することなので詳細は控えさせていただきますが、説明中に強調して言われたことが、“SDLは出展者との深い信頼関係により成り立っている”ということです。その信頼関係を損なわないためにも、模型はもちろんのこと、模型を入れている箱も細心の注意を払って丁寧にお取り扱いいたします。

 

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↑ 説明を終えて、SDLへの緊張と楽しみにより震えだす1年生たち

 

 

この後は各局mtgと諸連絡をして終了でした。

 

来週は最後の定例会です。

少しづつ“最後の”が増えてくる時期になったことを寂しく思いますが、SDL本番まで気を引き締めて頑張りましょう!

今週もご覧いただきありがとうございました!

20170201通常会議

こんにちは。大変お待たせいたしました。2月1日のブログは宮城学院女子大学1年の千葉はるなが書かせていただきます。初めてのブログです。ちゃんとお伝えできるか不安ですが、よろしくお願いいたします

2月一発目の会議はテスト期間と重なり、あまり人が集まらない中行われました。

さて、通常会議の内容はこちら!

  1. 審査員勉強会
  2. アーキバトル 千秋楽
  3. 各局mtg
  4.  諸連絡

まずは審査局による審査員勉強会から始まりました。

千葉学さんと谷尻誠さんについて発表してくださったのは東北工業大学2年の森口さん!

千葉 学さんは、東京大学工学部建築学科を卒業されていて、現在は株式会社千葉学建築事務所のであり東京大学の副学長をしていらっしゃいます。

主な代表作として、「MESH」「工学院大学125周年記念総合教育棟」「和洋女子大学佐倉セミナーハウス」を紹介してくれました。

「Rule of the site そこにしかない形式」という書籍も出版していらっしゃいます。

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谷尻 誠さんは穴吹デザイン専門学校を卒業されています。現在はSUPPOSE DESIN Co.Ltd.設立や穴吹デザイン専門学校特任講師、広島女子学院大学客員教授、武蔵野美術大学非常勤講師、大阪芸術大学准教授をされており、仕事は国内外問わず幅広い範囲で活躍していらっしゃいます。

紹介してくれた作品は高床の低い家です。

高床のため足元からいろんな風景が見えるので景色を楽しみながら暮らすことのできる空間となっています。

次に、豊田啓介さんについて発表してくれたのは東北大学1年の羽鳥航平くん!

初めにFace Appというアプリを紹介してくれました。

このアプリ、どんな人物も笑顔に変えてしまうんです!おもしろい!気になった人はチェックしてみてください

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豊田 啓介さんは東京大学工学部建築学科を卒業されています。

豊田さん主宰のNOISについてです。

NOISは豊田さんと台湾の方が共同で設立した事務所で、建築×デジタルをコンセプトとしています。

ヴォロノイ畳について紹介してくれました。ヴォロノイ畳は自由度を高めた畳で、コンピューターで編成されているものです。近々世界中に公開し、たくさんの人に畳に触れてもらうことを目標としているそうです。独特な形状でデザイン性も高くて、オシャレでした

「Archi future Web」でコラムを連載していらっしゃいます。

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来週は中田干彦さんとアドバイザーの方々についてレクチャーしてくれます!楽しみです(^^)

そしてアーキバトル千秋楽はついに最終回を迎えました。

今日のバトルはチーム「BuYo」の東北工業大学一年小松拓斗くんVSチーム「神の子窪田」の宮城大学二年泉智佳子さんです。

気になるテーマは…「雪と建築」!!

専攻は東北工大1年小松君!

小松くんが取り上げたのは大きく分けて二つ。雪といえば「山小屋」と「秋田県」からおもしろい建築物を紹介してくれました。

山小屋ではまずチェコの建築集団Atlie8000がクリエイトしたキューブ型の山小屋。外装は窓を除いてアルミとソーラーパネルで覆われており、内装は木材が使用されています。スロバキアの北部の山岳地帯にたてられていることもあり、雪の荷重が気になるところですが、屋根がなく、キューブを傾けたような形状となっているためその傾斜を雪が滑り落ちていくようになっているそうです!内部空間は平行になっていて宿泊施設となっています。1階はカフェなどがあり長期滞在が可能となっています。

その他スペインのペンニネアルプス山脈にある山小屋も紹介してくれました。

そして雪といえば秋田県!秋田県のバスターミナルを取り上げてくれました。

このバスターミナルはなんと杉でできています。デザインは南雲勝志さんです。

よく使われるバスターミナルに木材を使うのは、腐食が速かったりするため維持するのが難しいようですが、使われている木材には強化剤が使われており普通の杉より持つそうです。

また、開口が大きく日光を最大限に取り入れようとしています。そのため雪の日は少し寒いそうですが木材って見た目が暖かそうで、雪の日でも和めそうですよね。

同じ1年生とは思えないくらい堂々といていて上手くまとまっていました!すごい!圭さんも大絶賛

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後攻はちかこさん!

ちかこさんが取り上げていたのは

北海道にある雪の美術館と新潟県にある雪の街未来館です。

その中の雪の街未来館についてご紹介します。この建物の設計は青木淳さん。

雪室に雪をためて熱や冷気を利用するようにできていて、雪全体をシステムとして利用することで雪を有利なものとしてとらえようとしています。

雪をためて断熱や冷房に有効活用して、身近に雪を感じられるのはとてもおもしろいですね

日常的に生活していくうえで邪魔なものと思われがちな雪ですが、使い道など考えてみると見方が変わってきます

雪の美術館には雪の結晶のドームがあり、とても神秘的な空間な空間となっていて、雪そのものをゆっくり見る機会はなかなかない中でとてもおもしろそうでした。

私も行ってみようと思います!

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この勝負…

25対17で小松君の勝利でした

 

今回がアーキバトル千秋楽 最終戦ということで結果発表!

チームAブドウエビオイスター鍋 2勝1敗

チームBuYo 1勝2敗

チームC神の子窪田1勝2敗

チームD仁屋2勝1敗

今回はチーム「BuYo」と「仁屋」が同率1位でした!おめでとうございます!

アーキバトルの参加者には素敵なプレゼントが!

ひとりひとりに建築の書籍をいただきました!ありがとうございます!

SDLが近づいてきました!気を引き締めて頑張っていきます!(^^)